失恋依存症の心理とツボ − 好きになったらすぐ告白し、必ず振られる悲しい恋愛が続く理由 | コップのお話 〜コップの水が溢れるように〜
 

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失恋依存症の心理とツボ − 好きになったらすぐ告白し、必ず振られる悲しい恋愛が続く理由

 
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縦棒  すぐ告白し、必ず振られる

クラスメイトや同僚を好きになったら、すぐに告白し、まるで狙い澄ませたようにタイミングを外し、必ずと言っていいくらいに振られる。

その失恋のせいで、どん底に沈み込み、相談や励ましを別の女性に求める。

その相談の過程で、失恋によって沈んでいた心が浮き上がってくるように、今度は彼女のことを好きになると、またすぐに告白し、やっぱり振られる。

もはや「失恋依存症」のように負の連鎖を繰り返す、という悪癖に心当たりのある人もいるのではないでしょうか。

そこで、そんな「好きになってはすぐに告白して振られる」といった連鎖と袋小路から抜け出すために、まずは、その心理メカニズムについて理解する必要があります。

自分の心の癖を把握することで、事前に、「あ、これは」と気づき、あらかじめ予防することができるでしょう。

また、それと同時に、恋愛に効く「ツボ」も紹介したいと思います。

ツボと言っても、文字通り、体のツボです。その理由も、これからゆっくりと説明していきたいと思います。

これは失恋依存症だけでなく、恋愛依存症全般にも当てはまる部分(女性の場合は、「振られる」よりも、「体を許す」ということの方が多いかもしれません)があります。

ぜひ、ご自身の体験を思い返しながら、素敵な恋愛のための参考にしてみて下さい。

 




 

縦棒  心理面 − 「失恋したいと願う」

僕自身、学生時代、まるで約束されたリズムのように、「好きになる → すぐ告白する → 振られる → 新たな恋 → すぐ告白 ─── 」と繰り返していた時期がありました。

ところで、この「すぐ告白」の動機が、激しい恋愛感情ゆえだったのかと考えると、もしかしたらちょっと違ったのかもしれません。

今振り返ってみると、僕が「すぐ告白」をした理由は、「あの子と絶対に付き合いたい」というポジティブな動機が根底にあったのではありませんでした。

むしろ、そこには、「この揺れ動く不安定な恋愛感情から、さっさと解放されたい」という無意識の願望があったのです。

解放を願うとは、一体どういうことでしょうか。

精神分析学の大家フロイトは、「人間は、絶望そのものよりも、絶望するかもしれないという不安に耐えられない」といった趣旨のことを書いています。

彼女のことが好きだ、という自分の感情の揺らぎを自覚したあと、なぜ冷静にタイミングを見計らわず、自ら飛び込んでいくように、すぐに告白するのかと言うと、フロイトが言っている、この「絶望そのものよりも、絶望するかもしれないという不安に耐えられない」という心理状態が根底にあったのです。

今、この瞬間の、「振られるかもしれない」「誰かに先を越されるかもしれない」という不安に耐えられない。

その耐え難い不安に日々さいなまれるよりも、「振られてしまった」あとの絶望的な状況の方が落ち着く。

だから、彼女と付き合うといった結果の中身よりも、一刻も早く「振られたい(結果を知りたい)」と心が求めた。

恋愛に限らず、普段の人間関係でも、似たような癖のある人もいるのではないでしょうか。

誰かを「信じる」ということを恐れて、たとえ信じられそうな相手が現れても、慎重に、石橋を叩いて、叩いて、叩いて、ついにバラバラと壊れていった(壊した)状態を見ながら、「やっぱりね」と安堵の笑みを浮かべる。

もし、こうした負の連鎖に心当たりがあるようなら、まず、この自分の心理の癖を自覚することが先決でしょう。

 




 

縦棒  身体面 − 胸騒ぎに急かされる

これまで述べてきたような心理面の他に、もう一点、この「失恋依存症」について整体的(生理的)な側面から読み解いてみたいと思います。

 

たとえば、夜、好きな人のことを思い浮かべながら、一人でベッドに寝転がっている。

そんなとき、ふいにメールやラインの文面、何か一つのことがきっかけとなって、不安のスイッチが入り、「告白したい」とか「とにかく気持ちを確認したい」と気がはやることがあるでしょう。

そして、その瞬間を思い返してみると、心臓の辺りがざわざわと高鳴り、動悸のように鼓動が波打ち、「胸騒ぎ」に襲われているのではないでしょうか。

こうした不安が溢れるような「症状」には、東洋医学的には「膻中」だんちゅうと呼ばれるツボが関連しています。

 

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画像 : http://i.acupressure.jp/tubo/26.php

 

この「膻中」というのは、ストレスや緊張、不安感、パニック障害や過敏性腸症候群など、精神面に直結するような自律神経系の症状に効くツボです。

体は、日常の様々なストレスが溜まっていくと、この膻中を中心に、胸周辺がぎゅっと硬くなっていきます。

そのため、胸郭が柔らかく広がることができずに、深い呼吸が阻害される(試しに深呼吸をして確認してみて下さい。息を吸い込むときに胸が詰まってしまっているのではないでしょうか)。

この膻中の硬さは、悲しいときや不安なときに襲われる〈胸を締めつけるような痛み〉の発信源でもあります。

ピンと張りつめた空気や沈黙が苦手で、好きな人と二人でいるときもすぐに笑いに変えようとする性格の人は、この場所が堅くなっていると思います。

整体の視点から見ると、極度の不安感というのは、この張りつめた胸の硬さが、限界に達し、弓を放つように一気に緩もうとする過程で生じるものなのです。

そのとき、心理面では、一刻も早く「ほっとしたい」「落ち着きたい」「絶望に着地したい」と思う。

だから、もし「すぐ告白」をしたいという衝動に駆られたときには、それが果たして地に足のついた本心からの行動なのか、それとも膻中に急かされた「症状」なのか、「胸に手を当てて」、一呼吸置いて考えてみて下さい。

あるいは、お灸も効果的なので習慣として取り入れてみるのもいいかもしれません。

 

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2015-08-01 | Posted in こころ