生活保護の現物支給の問題点、アレルギーや化学物質過敏症の対応 | コップのお話
 

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生活保護の現物支給の問題点、アレルギーや化学物質過敏症の対応

Glass Story

縦棒  現物支給の問題点

年々、生活保護費が膨れあがっていることが問題となっています。

また、生活保護の不正受給や、その保護費をパチンコや競馬のようなギャンブルに使うといった問題から、「生活保護は現物支給にするべきだ」という声も挙がっています。

現物支給というのが、どういった形を想定しているのかは分かりません。

しかし、たとえば食事に関して決まった食材を一律に提供する、といった形態で導入するのであれば、そこには幾つかの問題点があると僕は思います。

 

 

縦棒  アレルギーや化学物質過敏症への対応

その問題点の一つとして、食物アレルギーや化学物質過敏症に対する不理解というものがあります。

食物アレルギーは、単純に年齢とともに減っていくものだけでなく、昨年まで平気だったにもかかわらず大人になってから突如としてアレルギーになることもあります。場合によっては、アレルギーだらけ、ということもある。

また、化学物質過敏症では、重度の場合には有機野菜でも症状に苦しみ、完全に無農薬・無肥料の自然栽培の野菜でないと体が受けつけないというケースもある。

そういったことを「我がまま」だと決めつける風潮が、(特にアレルギーが身近ではなかった昔の人々を中心に)この国には、まだまだ根強く残っているのではないでしょうか。

それにもかかわらず、乱暴に現物支給に進んでいくようなら、果たして行政は緻密に、しっかりと対応してくれるのかと、不安を覚える患者さんも多いだろうと思います。

この一点をとっても、生活保護の現物支給には問題がある、と言わざるをえません。

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2016-01-11 | Posted in 社会とビジネス