ナショナリズムとミニマリズムが流行する理由 | コップのお話 〜体と心と自然の物語〜
 

社会とビジネス

ナショナリズムとミニマリズムが流行する理由

 
Glass Story

縦棒  ナショナリズムとミニマリズム

世の中の複雑さが、今は人類の許容を越えている。

その身体的な症状がアレルギーや様々な過敏症になっているし、集団心理的、文化的症状がナショナリズムの勃興やミニマリズムの流行として現れる。

溢れ返るような情報の波、過剰な複雑さに襲われると、我々は、崩壊から心身を守るために極めて単純な結論や作業に意識を向けようとする。

世界中でナショナリストが増えるのも、ミニマリズムや断捨離が流行するのも、決して無関係ではない。

移民が悪いというのも、椅子だけあれば十分だというのも、根底にある理由は変わらない。

別に、そのことが善であるか悪であるかといった問題ではなく、ある種、世界に対するリアクションなので仕方がないことでもあるのだ。

そもそも、世界が単純だった試しなどエデンの園以来無く、だからこそ、安心を得るために多くの神話が築かれてきた。

その複雑さに、たとえば一神教世界では「一切は神である」と言い、釈迦は「一切は無である」と言った。


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確かに、身体的、病的な症状は近代由来のものだが、この複雑さとの付き合いは、だいぶ長い。

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2016-02-11 | Posted in 社会とビジネス