遅延型アレルギーが原因の、深夜に悪化する不安感や腸内ガス(お腹の張り)の対処法 | コップのお話
 

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遅延型アレルギーが原因の、深夜に悪化する不安感や腸内ガス(お腹の張り)の対処法

 
Glass Story

‘ 原因不明 ’の腹部膨満感

お腹の張り、腸内ガスと言うのは、その言葉の響き以上に苦しいものです。

単純に不快な感覚もあるでしょうし、腸内環境は精神面とも密接に関わっているため、心が不安定になったり怒りっぽくなったり、また血液中にガスが流れこむので肝臓で無毒化する必要があるのですが、許容量を越えて肝臓が疲弊すると、頭痛や極度の疲労感、不眠などの症状も現れます。

また、時間帯が決まっていて、寝る前や深夜になると症状が悪化する、ということもあります。

腸内ガスがたまり、お腹が苦しくなる。あるいは、ごろごろとたまっていくガスとともに不安感や目の不快感が強くなる。

病院で診てもらっても、検査の結果は異常なし。

原因不明ということで心療内科に回され、過敏性腸症候群のガス型という診断を受け、精神安定剤や腸の痙攣を抑える薬を処方される。

しかし、その薬も一向に効かない。
 
 

アレルギーが腸内ガスの原因に

こうした深夜の腸内ガス(お腹の張り)や不安感の原因として、食物アレルギー、特に近年話題になっている「遅延型アレルギー」の可能性があります。

この遅延型アレルギーというのは、症状が、一般的なアレルギーのように即座に出るのではなく、半日以上の間隔を置いてから発症するアレルギーのことを言います。

食物を摂取後、数時間から数週間後に症状が出現する食物アレルギーがあります。これを遅延型フードアレルギーと言います。頭痛、めまい、うつ、などの精神神経症状、肩こり、慢性疲労など一見関係のないような多彩な症状を起こします。

出典 : 小西医療統合内科「遅延型フードアレルギーと治療・検査について」

このアレルギー症状は、大人になってからでも罹り、昨今注目を受けている症状の一つです。

ただ、今はまだそれほど一般的な症状ではないので、専門で検査を請け負ってくれる病院も多くはありません。

また、病院で検査をするとなると、保険適用外のため数万円という単位で高額の費用がかかります。

数多くの食物を調べてくれるのですが、検査の正確性も疑問が持たれていますし、また結局その食物を一つ一つ排除していくいたちごっこになって、根本的な治癒には結びつきません。

遅延型フードアレルギーはあくまで腸内環境が乱れていることによる結果であって、病態の根本原因ではありません。

いくらアレルギーのある食材を食べないようにしても、その原因となっている腸管粘膜の障害や腸管の漏出の状態は修復されることがありませんから、別の食材を食べればまたその食材に対してアレルギー反応があらわれてきます。そして、最後には食べる食材がないということになってしまいかねないのです。一番重要で必要な方法は食材を避けることではなく、腸管の修復を行うことであるということが出来ます。

出典 : 遅延型フードアレルギーと治療・検査について

もちろん検査をすることで少なくとも「原因不明」のような暗中模索の不安からは解消されるので、そうした影響も考慮すれば余裕があるようなら検査自体は行ってみるのもいいかもしれません。

ただ、ここでは、個人的に考える、検査を行わずにできる遅延型アレルギーと腸内ガスの対処法を紹介したいと思います。

 

 

お腹の張りの対処法「ヨガ」

まず、まさに今辛いという方のために、このお腹の張りを解消するための簡単な対処法として、ヨガのガス抜きのポーズを紹介します。

 

画像 :
腰痛とお通じに効くヨガのガス抜きのポーズ

 

仰向けになって眠り、膝を立てます。ゆっくりと深呼吸し、心を落ち着けましょう。

腹式呼吸をしながら、膝を抱え込むようにして下さい。まだ画像のように顔まで持ち上げる必要はありません。

膝を抱え込んだまま、何度か呼吸を繰り返します。そして、もし余裕があれば、顔を持ち上げ、胎児のように丸くなりましょう。

それからふうっと脱力するように元の体勢に戻ります。

このポーズ以外に、「猫のポーズ」もお腹の張りに効果的なので試してみて下さい。

 

画像 : ピーチヨガ | 今月のヨガ

 

お腹の張りと対処法「温冷浴」

腸内ガスがたまっているというのは、ある意味で体内に「毒」が巡っていることと一緒です。

ひどい場合だと血液をつたって全身をまわっているような感覚(かゆみや頭痛、落ち着かない不安感などを通じて)のある、という方もいらっしゃるかもしれません。

そこでデトックスの一環として、おすすめしたいのが温冷浴です。

温冷浴とは、熱いお風呂に入ってから冷たい水をかけるということを繰り返す方法で、血管の収縮をうながし血の巡りを良くすることで体の回復機能を高めます。

全身で行うのが辛い場合は足湯や手浴で行いましょう。

最初にミネラルウォーターや白湯をのんで水分を補給してから、熱めのお湯(45〜7℃)で足湯をします。一分ごとに足を出して冷水シャワーをかけ、またお湯に戻すということを繰り返します。

この温冷浴を行うことで、体の気だるさが緩和します。
 
 

お腹の張りと対処法「食事の見直し」

最後に、“ そもそもガスがたまらないように ”、という根治に向けて、アレルギーかどうかという確認も含めて試してみてほしいのが、「抜本的な二日間の食事の見直し」です。

まず、近隣に自然食品の店を探すか、あるいはネット販売(例、ハミングバード)などで、二日分の野菜を購入し、この期間だけベジタリアン食に替えてみて下さい。

飲料水も、なるべくミネラルウォーターを使用しましょう。

調理は茹でて温野菜にし、味付けは天然塩のみを使用して下さい。

アレルギー以外にも、消化器系が弱っていると、味噌や醤油などの酵母、油類、また生野菜の食物繊維や炭水化物が原因となってガス症状が出る場合もあるので、混乱を避けるために茹で料理や天然塩に絞った方が混乱しないでしょう。

野菜の種類や食べる回数などはある程度自由で構いませんが、なるべく葉もの類を中心にして、とにかく「よく茹でる」ことをお勧めします。

そうして、一日目、二日目と、夜の腹部膨満感や睡眠、翌朝の腸の調子を、その食事を変える以前と比較してチェックしてみて下さい。

もし改善や変化が見られるようなら、やはり食事が原因の可能性が高いと言えます。

専門医に相談するか、少なくとも消化器系全般が疲弊して機能に問題が生じているので、定期的なベジタリアン食や短期の断食など、腸内を休める食生活の見直しをはかってみて下さい。

腸内環境がちょっとずつ修復されて、アレルギーも(アレルギーは腸内環境が原因の多くを担っています)改善していくでしょう。

 

 

アレルギーの9割は腸で治る! (だいわ文庫)

アレルギーの9割は腸で治る! / 藤田紘一郎

 

リーキーガット症候群:あなたのその不調の原因は腸の”漏れ”にあった!

リーキーガット症候群: あなたのその不調の原因は腸の漏れにあった! / トンプソン真理子

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2016-04-07 | Posted in からだと自然