自殺の快楽 | コップのお話 〜体と心と自然の物語〜
 

ぼんやりとおもうこと

自殺の快楽

 
Glass Story

ある水準を超えると、人間は「堕ちていく」ということの快楽を求める。

その極致が自殺である。

必死に守ろうとして守れなかったもの、傷つけられたものを、徹底的に傷つけたい、壊したいと欲望する衝動が、自分自身を破滅にいざなう。

“わたしは、堕ちていく ──── 。 ”

この恍惚とした快楽は、内部に渦巻くサディスティックな感情とマゾヒスティックな感情が交錯する瞬間に、昇天を迎える。

これから、もっと増える。次々に堕ちていく。

そして、狂気や美と結びつけて高らかに誇るのだろう。

そういうものを「はあ、くだらないね」と思うことだけは、手放さないようにしようと、これだけは10代の頃から変わらず持っている。

たとえ、自分が手を放し、どこまでも落ちていったとしても、そのことを狂気のように誇るのだけは、僕は拒絶する。


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落ちていく世界でも、僕は空を飛ぶのだ。

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2016-06-10 | Posted in ぼんやりとおもうこと