夢の話 〜 昼寝のあとの記憶の一こま | コップのお話 〜コップの水が溢れるように〜
 

夢の記録

夢の話 〜 昼寝のあとの記憶の一こま

Glass Story

昼から夕方にかけて、時間の感覚としては3時か4時くらいだったと思う。

たぶん、僕は昼寝をしていて、目を覚まして、おぼろげな意識のまま、実家の古い木造建築の一階の廊下を真っ直ぐ歩いていた。

右を向く。和室の向こうに白いカーテンが揺れている。窓の外にはバスケットゴールがうっすらと見える。

正面を向きなおすと、階段の先に玄関があり、横開きの扉のすき間からわずかに光が零れていた。

その開いている扉を見て、ああ、弟はもう帰っているんだ、と僕は思った(僕は一日中することがなかったから、いつも昼寝をして、弟が帰ってくるのを楽しみに待っていた)。

僕は階段の下から、二階か、あるいは天井に向けて弟の名前を呼んだ。

遠くの方から(それは物理的というよりも、記憶の彼方のように思えた)、弟の声が聴こえてきた。僕は、その声がどれほど嬉しかったことだろう。

今度のお前の最後の試合、絶対見に行くから、と思いながら、螺旋階段を上に滑り落ちていくように目が覚めた。

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2016-06-25 | Posted in 夢の記録