発表会や面接、プレゼンのときの緊張を和らげる「おまじない」の方法 | コップのお話
 

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発表会や面接、プレゼンのときの緊張を和らげる「おまじない」の方法

 
Glass Story

縦棒  発表会、面接、プレゼン

子供であれば、習い事のピアノの発表会や部活動の試合、また入試や就職活動の際の面接、企業に入ってからも企画のプレゼン、あるいは愛の告白など、緊張する「発表」の場というのは尽きません。

緊張は、せっかく大事に培ってきた、そのパフォーマンス自体に(多くの場合は)悪影響を与えます。

肩がこわばり、鼓動が高鳴り、膝が震える。

僕自身も、こういう体験を幾度となく繰り返してきました。

緊張し、体が硬くなると、一つのことに意識がフォーカスしていきます。そして、それは大抵、「失敗するかもしれない」というマイナスのイメージに凝縮されていく。

過去に失敗体験があると、その想念はいっそう濃厚に現れるかもしれません。

 

 

縦棒  緊張とおまじない

こうした「発表」直前の緊張を和らげる方法として、昔から、様々な「おまじない」が勧められてきました。

有名なものでは、手のひらに「人」と三回書いて飲み込む、といったものや、観客をかぼちゃだと思え、といったアドバイスがあります。

また、誰かに肩をぽんと叩かれることで、緊張が吹き飛んだ、という経験もあるかもしれません。

なぜ、こういう方法が緊張を和らげることに繋がるのかと言うと、それは「ファンタジー小説」と同じように、一瞬だけ、異世界に移動することができるからです。

物語は、今、自分が直面しているもの ─── 窮屈な教室の空気や閉塞感の漂った職場、社会、将来設計 ─── からマインドを引き離し、一時的に別の空間を与えてくれます。

その結果、絶対的だったものを、(場合によっては「取るに足らないもの」として)相対化してくれる。

良質な作品の場合には、戻ってきたときに世界が変わって見える、ということもあるでしょう。

手のひらに「人」と書いて飲み込んだり、世界をかぼちゃだと思ったり、肩をぽんと叩いたり、あるいは、ふいに零れる笑いというのも、目の前の世界に固執した意識を、いったん異世界に運び、相対化してくれる「ファンタジー」なのです。

 

 

縦棒  おまじない的整体法

最後にひとつ、僕自身がお勧めする、整体師の先生から学んだ簡単な「おまじない」を紹介したいと思います。

冒頭で述べたように、緊張しているときというのは僕たちの体は硬直しています。肩肘が張って、胸が縮こまり、窮屈な部屋に押し込められた横隔膜は、深く呼吸することもできません。

特に、緊張の度合いが強いときは、ちょうど胸の真ん中にある壇中だんちゅうというツボが硬くなります。

このツボは、ものごとのセンサーとして働き、ざわざわと胸騒ぎがしたり、恋に胸がきゅうっと締めつけられたり、悲しい事件に「胸が痛む」ときに反応している点です(「胸に手を当てて考える」という慣用句もありますね)。

この箇所が硬くなっていると、余計に敏感にストレスに反応して、様々な緊張の「症状」も現れるのです。

そこで、この壇中だんちゅうの辺りを緩めるためのシンプルな「おまじない」。

優しく腕を組むようにして、互いの肘にそっと触れるような格好をとってみて下さい。

これだけで大丈夫。どうでしょうか。この姿勢をとっていると、こわばって窮屈だった肩や胸が、深い呼吸とともに、すとんと落ちる(抜ける)のが実感できるのではないでしょうか。

もしよかったら、発表会や面接、大事なプレゼンの際に、おまじないような感覚で「肘を触れる」というのを試してみて下さい。

 

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2016-10-07 | Posted in こころ