満月で悪化、偏頭痛やイライラ、不安の対処法 | コップのお話
 

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満月で悪化、偏頭痛やイライラ、不安の対処法

 
Glass Story

縦棒  偏頭痛の原因

こめかみの痛みや頭の割れるような頭痛、ひどいときは吐き気やめまいなども伴う「偏頭痛」。

偏頭痛の原因は、「ストレス」であることが多いという風に言われます。

仕事の過労やプライベートの悩み、日々の食生活や睡眠の乱れといった心身の「ストレス」が重なり、疲労のピークを越えた一つのサインとして「偏頭痛」が現れる。

偏頭痛の痛みや症状そのものは、ゆっくりと休息をとることで自然に引いていきます。

しかし、もし偏頭痛が「慢性的」になっているようでしたら、原因となっている日々のストレス要因(環境や生活習慣)を見直し、改善していく必要があります。

 

縦棒  偏頭痛のきっかけとしての「満月」

さて、今触れたように、偏頭痛の「原因」は、疲労やストレスの場合が多いのですが、その最後の一押しである「きっかけ」として、気候の移り変わりなど自然の影響が関係していることがあります。

たとえば、低気圧や季節の変わり目に体調を崩したり、持病が悪化することがあるのではないでしょうか。

こうした自然界の変化に体が対応しようとして、自律神経のバランスが崩れ、体が重い、精神的に不安になる、古傷が痛んだり風邪をひきやすい、といった症状が生じることがあります。

また、気圧や季節だけでなく、じつは「満月」というのも、体調や精神状態の悪化を招きやすいと言われる自然現象の一つです。

偏頭痛や胸のざわざわするような不安、特に理由もなくイライラする、そんなときに、ふと夜空を見上げると、煌々と輝く満月が不気味なくらいに眩しかった、という経験はないでしょうか。

この満月による頭痛や動悸、不安やイライラといった心身の不調は、月の引力(引力は潮の満ち引きを起こすほど大きな力が働き、自然の一部である体も、その影響を受けます)による影響があり、この負荷が「きっかけ(引き金)」となって自律神経に影響を与えるのです。

満月(月の満ち欠け)による精神的な不安やイライラ、偏頭痛といった心身への影響は、科学でも徐々に明らかになってきています。

ただ、満月が心身に与える影響については、数量計算が基本の科学よりも、むしろ個々の体感や体験談、現場の経験則、文学、またスピリチュアルの世界などで語られてきました。

狼男を筆頭に、昔から満月の夜に関する様々な逸話が存在しています。

月と狂気の関連性について、村上春樹さんの小説にも次のようなシーンが登場します。

– ねえ、英語の lunaticinsane はどう違うか知っている?」と彼女が尋ねた。

– どちらも精神に異常をきたしているという形容詞だ。細かい違いまではわからない。

–  insane はたぶんうまれつき頭に問題のあること。専門的な治療を受けるのが望ましいと考えられる。それに対して lunatic というのは月によって、つまり luna によって一時的に正気を奪われること。十九世紀のイギリスでは、 lunatic であると認められた人は何か犯罪を犯しても、その罪は一等減じられたの。その人自身の責任というよりは、月の光によって惑わされたためだという理由で。信じられないことだけど、そういう法律が現実に存在したのよ。つまり月が人の精神を狂わせることは、法律の上からも認められていたわけ。

– どうしてそんなことを知っているの?」と天吾は驚いて尋ねた。

– そんなにびっくりすることはないでしょう。私はあなたより十年ばかり長く生きてるのよ。だったら、あなたより多くのことを知っていてもおかしくない。

『1Q84』村上春樹著

満月にしても、低気圧にしても、共通して言えることは、自然界の変化によって体が負荷を感じ、日頃の疲労の蓄積が「どっと溢れ出す」、ということです。

そして、その症状は、偏頭痛や動悸などの身体症状だけでなく、イライラや情緒不安、うつ症状など精神面の症状となって現れることもあるのです。

 

縦棒  偏頭痛の夜の対処法

慢性的な偏頭痛の対策としては、「ストレスを感じる環境から距離を置く」「物事に整理をつける」「たまったストレスを上手に解消する」など、日頃の生活習慣を改めることが大事です。

一方で、今まさに偏頭痛が辛い、というときに、すぐにできる対処法としてはどんな方法が考えられるでしょうか。

そこで最後に、偏頭痛の夜に効果的な家でできる対処法を、いくつか紹介したいと思います。

 

まず、偏頭痛の対処法としては、可能なかぎり「リラックス」できる環境を用意する、というのがポイントです。

体や心が緊張していると、肩や首のこりとなって血行も悪化し、ますます偏頭痛も激しくなります。

テレビやスマホのような、情報量も多く脳を酷使し、目から入ってくる光の刺激の強いものも、なるべく避けるようにしましょう。

たとえば電気を暗くし、間接照明やキャンドルのような柔らかな灯りで静かに過ごすというのも、心身をゆったりと落ち着けることに効果的な方法です。

また、偏頭痛のツボを使った対処法として、「完骨」「天容」「瞳子」「外関」といったツボも効果があるので、よかったら試してみて下さい(参照 : 偏頭痛(片頭痛)を和らげるツボ)。

首などのツボは指先で刺激をし、腕にある「外関」はお灸を使うのもおすすめです(お灸は毎晩の習慣にすると良いでしょう)。

 

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画像 むくんで体がだるい時に|ツボを押さえて

 

こうしたツボの指圧以外に、マッサージをするなら、脇の下の筋肉である大円筋(画像上)や肩甲下筋(画像下)をつまむようにしてほぐしてあげましょう。

整体の世界では、偏頭痛のとき、この辺りが普段と比べて硬くなっていることが多いと言われています。

僕も実際に試してみましたが、確かにいつも以上に硬く、張っていました。

 

画像 大円筋(だいえんきん)|kinniku-guide

 

画像 肩甲下筋(けんこうかきん)|kinniku-guide

 

飲み物は、数分、じっくりと沸騰させたミネラル・ウォーター(白湯)を飲み、冷え性も併発していることが多いでしょうから、足湯(温度は45〜47度の熱めで)も行うようにするといいでしょう。

こうして体をリラックスさせ、全身を緩めてあげることが偏頭痛対策として何よりも大切なことです。

最後に、ゆっくりと深呼吸をして早めに眠りにつくようにしましょう。

積極的にリラックスできる環境を用意してあげて下さい(感覚が鋭敏になって、小さなことでも気になるようになるので、可能なかぎり誰とも会わないほうがいいと思います)。

気圧の変化や月の満ち欠けを教えてくるアプリ「頭痛ーる」や「月の満ち欠け〜本日の月は?〜」などを使って、自分の調子のリズムをつかむ習慣をつけるのもよいでしょう。

以上、満月の夜の偏頭痛や不安、イライラに関する対処法でした。

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2016-11-15 | Posted in からだと自然