夢の記録
夢の話 〜 壁
Glass Story
0
もう今は会うことのない旧友たちが、当時の姿のまま、僕に、「お前ってどこか壁つくってるよな」と言う。
僕は図星をつかれたように心に寒気が走って、土産物屋の立ち並ぶ商店街の坂を足早に下っていく。
その先には本屋がある。店内は薄白く、灰色が基調の装いだった。棚の前に、若くして死んだ友人が立っていた。彼もまたふくよかであどけなさの残る当時のままの雰囲気だった。
彼は、「壁をとりはらう方法を学ぼう」と僕を誘った。
僕は賛同し、二人で一緒に、誰もいない本屋の棚を探して回った。
2016-11-17 | Posted in 夢の記録 |
〈ほがらな心には、ハーブティーもおすすめです。〉
