午前九時の独り言 | コップのお話
 

文学と芸術

午前九時の独り言

Glass Story

学校に行けなかった僕は、よく一人部屋でゆずの曲を聴いていた。

言葉を失っていく時期とちょうど重なるようにして、僕はゆずの歌と詩に触れるようになっていった。

 

午前九時の独り言

誰だって自分を認めて欲しくて
誰だって自分を分かって欲しいけれど
まずは自分自身が認めてやり分かってやることさ

嘘はつかないほうが良い
自分を偽らないほうが良い
わかってはいるけれど
そんな日々を重ねたりもしている

汗かいてベソかいて笑って行こう
惨めにくよくよ生きたりするもんか

どこかの親が自分の子供を傷付ける
どこかの子供が自分の親を傷付ける
どこかで少女の自由が奪われてる
どこかで少年の心が歪みはじめてる

政治家のおじいちゃん
大きな力を手にした権力者諸君
自分の地位や名誉や金のためではなく
どうかこの国を考えて下さい

あの戦争が終わり50年
今やあたり前のように平和な国だと思っている
なぜあの戦争が起きてなぜあれだけの人が死んだのか
先生その根本をもっと深く
教えて下さい

ラジカセの中から  平和とは想像する事と求める事から始まると
そして「愛こそは全て」と歌うあなたの声に泪が溢れた

悲しき時代の嘆きの歌さ
悲しき世代の希望の歌さ

母さん  あなたにもっと愛してほしかった
母さん  あなたにもっと触れてほしかった
私は自分の愛する人に  母のような愛を求めてしまいます

誰だって自分を認めて欲しくて
誰だって自分を分かって欲しいけれど
まずは自分自身が認めてやり分かってやることさ

汗かいてベソかいて笑って行こう
惨めにくよくよ生きたりするもんか
悲しき時代の嘆きの歌さ
悲しき世代の希望の歌さ
ただの僕の独り言さ
ただの僕の独り言なんだよ

 

ゆずの三作目のアルバム「トビラ」の最後の曲。

この曲も、悪夢みたいに散らかった、雨戸もカーテンも締めきった薄暗い部屋で聴いていた曲の一つだ。

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2017-06-16 | Posted in 文学と芸術