記憶障害 抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬の副作用(離脱症状)の体験談 | コップのお話 〜体と心と自然の物語〜
 

体験記

記憶障害 抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬の副作用(離脱症状)の体験談

 
Glass Story

向精神薬の副作用で「記憶障害」

以前、抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬を服用していた頃、副作用(ないしは離脱症状)の一種として、記憶障害を発症したことがありました。

記憶障害と言っても幅があるので一概には言えませんが、完全に記憶が失われている、ということはないものの(確認のしようがないのでわかりません)、記憶の多くは「届かない」ような状態になっています。

記憶というのは、箱のなかに入っており、「思い出す」ときは、箱のなかに手を伸ばして入れるような感覚になります。おそらく、その箱から記憶のひとつひとつが「なくなる」ということはありません。

ただ、手を入れて記憶のうちのひとつを取り出そうとするとき、腕が縮こまって届かないことがあり、これを「思い出せない(忘れる)」と言うのだと思います(これは僕の記憶に関する感覚を映像的に描写したものですが、実際、「アルツハイマー病は、記憶が消えるのではなく、記憶を思い出す機能が働かなくなる病気である」という研究が発表されました)。

また、薬の副作用が激しく出たときのことはもっとも遠く、ほとんど「夢の向こう側」といった印象です。

忘れること、忘れていくことというのは、もちろん日常生活でも普通に起こることですが、抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬などの関係する「記憶障害(忘れる)」というのは、(これ以上説明するのは難しいのですが)また少し違ったもののように僕は思います。

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2018-01-05 | Posted in 体験記