投資の本質 | コップのお話
 

社会とビジネス

投資の本質

 
Glass Story

投資の本質

最近、「投資」について考えることがあります。

投資の本質とは一体なんだろうか、と。これから自分の思考の整理も兼ねて、「投資」について書いていきたいと思います。

 

よく「投機」と「投資」の違いということが語られます。

簡単に言えば、「投機」というのは、自身の短期的な利益のみを求めた行為です。

分かりやすいものとしては、ギャンブルというのは、投機の要素が強い行為です。

ただし、競馬を行う際に、自分が一攫千金を狙うという目的のためだけに馬券を購入するなら「投機」ですが、一方で、仮にその購入した馬券のぶんだけその馬の今後の餌代やトレーニング費用になるのなら、これは「投資」とも言えるでしょう。

要するに、「投資」とは、長期的な視点や様々な視座に立って行う行動を指すのです。

短期的で金銭的な利益のみ狙うのが「投機」。

長期的で多角的な利益を考慮するのが「投資」。

しかし、この両者に共通するものとして、僕が「投資の本質」と考えるのは、「今を犠牲にして、未来のリターン(安心や喜び)を期待する」ということです。

 

投資の種類

一般的な投資の種類について挙げると、たとえば株式投資、不動産投資、少し変わり種ではアートを投資先にするという方法もあります。

企業の株や、不動産、過去の名作や若手作家の製作する現代アート作品など、将来の値上がりを期待して購入し、値上がりしたら売却する(資産にする)。

投資と言うと少し抵抗感を抱くのは、どこか一攫千金、楽して稼ぐ、というイメージがあったり、独特のルールや敷居の高さなどから「怖い」といった印象があるからかもしれません。

しかし、この「今を犠牲にして、未来のリターンを期待する」ということを投資の本質として考えれば、案外、投資的な発想は日常に溢れています。

子供の教育、と言うのも投資の側面があるでしょう。

親の視点から見てもそうですが、教育費を国がまかなうというのも、未来の国を背負っていく人たちを育てたり、また教育レベルが平均的に高いことは治安の安定などにも繋がっていきます。

ひとりひとりの視点から見た「学習」も投資です。

たとえば今この資格の勉強をしておくことで、将来のリターンを期待する。

ひとり旅の経験も、色んな視野を与えてくれます。

健康面も、投資の側面があります。

食生活に気をつける。ヨガやマッサージに通う。ランニングをする。

こうしたことは、時間やお金などの労力を一時的には「犠牲」にするかもしれませんが、未来の「リターン(安心)」に繋がります。

投資(あるいは投機)という発想は、案外身近なものなのです。

 

投資という考え方

この投資を行うに当たっての原資は「有限」です。

資金にせよ、体力にせよ、時間にせよ、限られたぶんだけしかありません。

だから、どの部分に注力するかも含めて上手に配分する必要があります。

ただ、最初に投資の本質は「今を犠牲にして、未来のリターンを期待する」と書きましたが、「犠牲」と言っても当人が犠牲と思わない選択も考えられます。

寓話『アリとキリギリス』では、労働と楽しみが完全に切り離され、どちらかを選ばなければいけません。

でも、冬に備えて行うこと(投資)が、まるでバイオリンを弾くように楽しいこと(苦労はあるかもしれませんが)もありうるでしょう。

また、一方で何もかもを「未来のリターン」のためだけに過ごす人生も味気ないと思います(「リターン」とは何か、「財産」とは何か、ということの幅の広さも、そのひとの人生の豊かさと関連するでしょう)。

今のことだけに集中したい瞬間もあれば、無償の愛もある。

何の役に立つかは分からないけどやってみたい、ということもあるかもしれません。

その辺りはバランスや住み分けも大事になってくるでしょうが、広い意味での「投資」という考え方も、一つ持っておいて損はないと僕は思います。

0
2018-04-20 | Posted in 社会とビジネス