からだと自然
アイディア − クリエイティブな仕事に就くこと、クリエイティブな人生を生きること

Glass Story
映画監督の是枝裕和さんが、ドキュメンタリー番組の制作集団テレビマンユニオン – http://www.tvu.co.jp/ – に入社した当初、元TBSプロデューサーで初代テレビマンユニオンの社長でもあった萩元晴彦氏から言われたという言葉。
僕がテレビマンユニオンに入ったとき、萩元晴彦が最初にいった言葉だったの。「君たちはクリエイティブな仕事に就きたいと思っているかもしれないが、そんなものは大きな勘違いだ。どんな仕事であれ、クリエイティブな仕事とクリエイティブでない仕事があるわけではない。その仕事をクリエイティブにする人間と、クリエイティブにしない人間がいるのだ」と。
クリエイティブな仕事があるのではなく、その仕事をクリエイティブにする人間と、クリエイティブにしない人間がいる。
世の中には、映画監督やミュージシャンのような一見するとクリエイティブな仕事がある。また、クリエイティブな仕事ができる立場がある。
そして、その仕事に就きたいと願って叶わなかったら、もうクリエイティビティは失われる、と思い込んでいる。
テロリストは、人間の種類や属性ではなく、またテロリズムとはアイディアである。
これはドキュメンタリー映画監督の想田和弘さんが「テロの根絶」という言葉に対する疑問符として投げかけた言葉だ。
どこかに「テロリスト」という現実的な存在がいるのではなく、「テロリズム」というアイディアが拡散している。
テロリストを爆撃すれば、復讐の連鎖 ── テロリズムが散らばっていく。
僕は、この「テロリズム」がアイディアであることと同様、「クリエイティブ」というのもまたアイディアなんじゃないかと思う。
どこかに「クリエイター」という現実的な存在がいるのではなく、「クリエイティブ」というアイディアがある。
日常の、面白みのない世界を、憎悪ではなく、創造に満ちたものとして眺める視点がある。
そして、その柔らかな色合いの視点もまた散らばっていく、と僕は思う。
子供の頃、横断歩道の白線をステップを踏みながら交わして渡っていた。
夜、布団にもぐって、色んなモノに名前をつけて、命を吹き込んで、戦いや友情の入り混じった小さくて壮大な物語の世界を描いていた。
僕は今でもときどき横断歩道や道路に描かれた白線を、心でステップを刻んで渡る。それだけで一瞬、世界がクリエイティブに染まる。
明け方、静かな河川敷を歩く。懐かしいような雨上がりの澄んだ匂い、ひっそりと隠れて練習する笛ふきのような鳥のさえずり。
ただの一つも同じもののない河原の小石に触れる。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
僕は、おじいちゃんになっても、こうして静かに絶え間無く呼吸するクリエイティビティに耳を傾けながら、横断歩道でステップを踏みたい。
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