ぼんやりとおもうこと
愛と、こゝろ

Glass Story
僕は外に出るときも部屋にいた。内向的ゆえに外向的だったし、外向的ゆえに内向的になった。
僕はいつもこの場所にいて、置いてきぼりと待ちぼうけを繰り返す日々だった。
どんなときも、「ありがとう」と思った。誰かを恨むことなどできなかった。そのたびに余白に悔しさだけを書きなぐって心のゴミ箱に投げ捨てた。
次第に僕は置いてきぼりを食うことを考慮して追いかけないようになった。待ちぼうけを食うことを考慮して持たないようになった。
信じない、という戦略を採用した。あるいは、そんな風に信じている、と言ってもいい。それは仕方がないことなのだ、と思うようになった。
あるとき、「悟ってるね」と言われた。僕は笑った。「心を殺しちゃってるんだよ」と僕は思った。でも、その違いは分からない。死を恐れるなら、死んだように生きなさい、と禅僧は言う。
信じない、というのは、信じたい、の吸引力が凄まじいからこその意志である。
そして、人間の心は「信じたいけど信じられない」宙ぶらりんの状態には、よほどの足腰がないかぎり耐えられない。
実際のところ、彼は、誰かを信じられる体験をしたいと願いながら、裏切られることを待ち望んでもいる。
それは、やっぱりね、と運命に勝ち誇りたいからである。やっぱりね、と安心したいからである。
世の中は信じるに値しない世界だったと、自らの手で壊すことで胸を撫で下ろす。
すっかり何もなくなった世界を眺め、悦に浸り、君は、部屋に帰ると、一人、ほっとした表情で泣くのである。
世界の一定数が、僕であり、彼であり、君になったとき、その世界はたちまち崩壊に向かっていく。希望を持つことに耐えられない人間たちが、こぞって破壊を目論むからである。
「あなたは本当に真面目なんですか」と先生が念を押した。「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかしどうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」
もし、君が、あなたが、僕を殺すとしたら、それは狂気ゆえではなく、悲しみゆえなのである。
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