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サンシャイン水族館の大量死 〜なぜ、生き残った魚が生き延びることができた理由とは

Glass Story
サンシャイン水族館の魚の大量死
先日、池袋のサンシャイン水族館で魚類1235匹が大量死するという事態が発生しました。
これは全体の94%で、生存数は目視でわずか73匹でした。
水族館の説明によれば、魚の大量死が見つかったのは大型水槽で、この水槽にはこれまで40種類約1300匹が飼育されていたと言います。
この水槽で、7日午前10時頃、飼育されていた魚の体に斑点があった(白点病)ことから、飼育員が水槽に薬剤を投与しました。そして、薬剤の効果を高めようと、空気の泡で水槽のふんを取り除く「プロテインスキマー」という装置を止めました。
その日の午後8時過ぎに飼育員が見た段階では、水槽の魚の様子に異常は見られませんでした。
しかし、翌朝7時30分頃、水族館の警備員が水槽内で魚が大量死しているのを発見しました。
サンシャイン水族館は、この大量死に繋がった理由について、「酸欠」の可能性が高いと説明しています。
本来、「プロテインスキマー」の他にもう一つ、空気を送りこみ、水を循環させるメインの酸素供給のために「エアリフト」という装置があり、「プロテインスキマー」は酸素を補助的に送る機能を有していました。
この「プロテインスキマー」を停止したことで、想定以上に酸素濃度が下がり、魚が「酸欠」となって大量死に繋がった、というのが原因と考えられているようです。
なぜ、生き残った魚は生き延びることができたのか
大量死した魚について嘆き悲しむ声が挙がる一方で、なぜ大型の魚も多い水槽で、ほとんど全滅と言ってもいい状態にも関わらず、酸欠状態を生き延びることができた魚がいたのか、その理由について不思議に思う声も挙がっています。
生き残った6%の魚の特徴を調べれば、絶滅を招くような事態に生き延びるヒントも隠されているのではないか、といった声もありました。
94%が死滅した水槽で生き残った魚のどこが違ったのかが気になる
— _junk_0 (@_junk_0) 2017年11月9日
サンシャイン水族館生き残った70匹の魚達がすごい
— 檀上大空/ボマスE27·28 (@skyw315) 2017年11月9日
サンシャイン水族館の魚大量死。
生き残った魚は酸欠に強い単一種になるのだろうか。それともたまたま生き残った複数種なのかが気になるところ。#サンシャイン水族館— N橋 (@chickeso) 2017年11月9日
水族館で死んじゃった魚は可哀想だけど、生き残った魚が凄くない?
魚にも持久力あるの?🤔💭— ぽりなてぃ🍰おてみゅ傘なし勢 (@blbl_nty) 2017年11月10日
サンシャイン水族館、酸素量の低下による大量絶滅と似たようなことしてるのでこれで生き残った魚を研究すれば前述の絶滅が起こった際に生き残るであろう魚を特定できるのでは
— ナトリウムリボン (@ofutonwars) 2017年11月9日
生き残った魚の種類や特徴、またなぜ生き延びることができたのか、といった理由について、現在詳しいことは発表されていません。
ただ、一部記事によれば、遊泳性の魚の多くが死亡し、生き残ったのは、トラフザメやヒョウモンオトメエイ、またウツボなど、「水槽の底で静かにじっとしている魚」が多かったそうです。
底面で体力を温存し、酸素をそれほど多く必要としなかった魚たちが生き残った傾向にあると言います。
生き残った魚は73匹で水槽内の生物6%だった。底面でじっとしている魚が生存した傾向にある。死んだ魚は遊泳性のものが多いという。
タカサゴなど酸素を多く必要とする遊泳性の魚が多く死に、ウツボなど、動きが少ない魚は生き残ったようだ。
水族館担当者は、今後も「原因究明と再発防止を進める」と語っています。
スタッフの方に少し、話を伺ったんですが、ヒョウモンオトメエイやトラフザメが生きていたのは底生生物なので、酸素が少なくてもやっていけるからだそうです。なので残念ながらトビエイたちは全滅。あとエイはこの種が数匹生き残っていました #サンシャイン水族館 pic.twitter.com/zCkz7N8ruZ
— まにゃもう (@manyamou) 2017年11月11日
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