反医療ではなく | コップのお話
 

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反医療ではなく

有機野菜、無添加食品の宅配「秋川牧園」

Glass Story
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反医療ではなく

ここで言いたいのは、反医療と言うよりは、反西洋医学的な思考法です。

でも、別に医者や製薬会社が悪人だと言いたいわけでもありません。実際に悪の組織かどうかも知りませんし、個々人が善人なのか悪人なのかも、あるいはどれだけ努力してきたのかも問いません。

絶対に駄目だ、と原理主義的に反対したいわけでもなく、単純に、根本の考え方が違っていると思うし、そういう視点でもちょっと考えて欲しい、というだけです。

これは精神問題についての比喩ですが、たとえば、Aさんを、両親がプレッシャーで追い込み、先生やクラスメイトが結託してイジメ、保健室の先生も受け入れてくれず、Aさんが精神を病んだとき、病んでいるのは、治療すべきなのは、Aさんでしょうか?

Aさんが発狂したり、不安定になったり、落ち込んだら、感情を押さえつけたり焚きつけたりする対象はAさんでしょうか?

西洋医学、というより、近代という割と最近の考え方は、この「症状」が悪の芽だ、この芽を刈り取れば解決する、というのが根底にあります。

犯罪でも一緒です。犯罪は、犯罪者がおおもとの原因だと。だから、次々、犯罪者を死刑にしたり、投獄したり、精神病院に閉じ込めて「解決(治った)」とする。犯人固有の「狂気」に焦点を当てる(悪くない、という話をしているのではありません)。

こうしていても、たぶん次々その芽ははえてきますし、増加していくと思います。

芽というのは、土や光や水分や周りに草があったり虫がいたり、という「環境」の結果として成るもの。「近代」という西洋的な価値観は、この「芽」が原因だと考えるのですが、東洋は、おのずから成る、と言われるように、この「環境」の結果として成る、と考えます。

西洋医学と、東洋医学の違いも、この考え方を踏襲しています。

(ちなみに、ネイティブ・アメリカンの世界では、健康にしても社会にしても、「病」は調和の乱れることによって生じると考えられ、チベット医学も同様に、調和が乱れることで結果として病が生じる、という考え方のようです。ネイティブ・アメリカンの世界で調和を言葉や薬草や祈りで回復させようとするのが、シャーマンです。)

そして、東洋医学では、症状はすなわち体に備わった療法です。

炎症にしても、下痢や熱にしても、その症状が「原因」というわけではありません(ジブリの映画も、基本この自然観です。ナウシカも地球を身体と重ねた自然治癒が描かれていますし、もののけ姫では対峙する悪は出ず、「鎮まれ」と言いますし、千と千尋でも過食したカオナシは嘔吐しながら落ち着いていきます)。

原因、なんて言葉はほんとうに難しいのです。「アレルギーの原因はなんですか」「卵です」「いやそれはアレルゲンでしょ、知りたいのはアレルギーの原因です」「IgE抗体が産生されて…」「それはメカニズムでしょ、アレルギー体質になる原因が知りたいんです、‘遺伝’って、最近でしょ、アレルギーが現れ、増加したのは。“原因”はなんですか」

症状は、環境によって生じる。

環境というのも、一面的な話ではありません。細かくは「コップのお話、の話」を読んでほしいのですが、無数の要因が複雑に絡み合って今になっている、というのが東洋で、私が起点だ、私が始まりだ、我思うゆえに我ありなのだ、というのが西洋です。

反医療というより、自然観にのっとって考えれば、自分は東洋的なもののほうが真実に近いと思うし、ほんとうのこととして馴染みます。

さっきのAさんの話でたとえれば、周りにあれもこれも追い込むものがたくさん溢れて、でも、一つずつは犯罪になるような大きなことはせず、じわりじわりと追い込んで、どっと溢れたら(溢れるというのも心身ともに様々な溢れ方があるでしょう)、その「溢れている」ことが問題だとして抑え込む。切り取る。

そうして結局別の場所からも溢れるようになる。増えていく。壊れていく。それは必ず袋小路にぶつかるんです。

こういうことが、「反◯◯」だとか、そう思うだけで危険思想だ、というほうがだいぶ歪んでいると思います。遠い未来からすれば、それも一つの大きな歪みだったとなるでしょう。

それぞれの考え方を大切にしつつも、こういう考え方や視点もあるかもね、と思ってもらえると嬉しいです。

ところで、最近のフランスの研究で、オーガニック食品は、がんのリスクを25%も低下させることがわかった、という記事が出ました(参照 : オーガニック食品でがんのリスクは減るか)。

フランスは国策でオーガニックを伸ばそうとしているようなので、こうした分野への研究費も出しているのかもしれません。

これは、でも、コップのお話、の話を読んでもらったら、何も不思議なことではありません。数多くの「原因」となりうるもの(農薬や化学肥料、添加物)のうちの一部を減らしているのだから、そのぶんだけ減っていくのも、当然の結果です。

なおす、というより、しずめる。「原因」という言葉のむずかしさ。「環境」を治療し、おのずからなる。大事にしたいのは、伝えたいのは、こういうことです。

 

参考文献
有吉佐和子『複合汚染』 山本竜隆『自然欠乏症候群』 鈴木大拙『東洋的な見方』 神尾哲男『がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事』



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2019-08-21 | Posted in からだと自然

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