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寂しい、不安、死にたい、生理前の辛い「月経前症候群(PMS)」の対処法

 
Glass Story

縦棒  生理前の辛い精神的な症状

生理の一週間から10日くらい前になると、重だるさや不眠、頭痛など身体的な症状や、イライラ、無性に寂しい、気分が重い、といった精神面の症状が出ることがあります。

症状が重いときは、夜不安で不安で仕方がないような発作に襲われたり、ただただ「死にたい」と思ったり、といった状態に苦しむこともあります。

こういう感情は、抑えようと頑張れば頑張るほど余計に溢れ出してしまいます。

身近な誰かに「寂しい」や「死にたい」といった感情をぶつけてしまうこともあるでしょう。

こうした生理前の心身の苦しみは、「月経前症候群(PMS)」や「生理前症候群」といった疾患名で呼ばれています。

更年期障害もそうですが、周囲の理解がないときは、恋人や家族、友人から、「性格が変わった」「心を病んでいる」などと思われることも多いかもしれません。

また、自分自身でもそういう風に解釈しようとし、結果ますます孤独感に閉じこもっていく。

寂しいときには様々な気晴らしが必要ですが、それ以外にも、身体面からのアプローチも重要になってきます。

 

縦棒  月経前症候群(PMS)の対処法

そこで、この記事では、生理前の不安感や寂しさなどに関する身体的な対処法として、マッサージや食事など、なるべく簡単にできる対処法を紹介したいと思います。

 

ツボ刺激

まず一つ目は、ちょっと古風かもしれませんが、ツボのマッサージが手軽ですぐにできる効果的な対処法です。

ツボは、今まさに症状が辛いときに刺激しても効果がありますし、習慣化することでも徐々に改善に向かっていきます。

生理前でイライラや不安感が辛いときは、手首にある「内関」「神門(しんもん)」というツボが効果的です。ツボを刺激するときは、深呼吸をしながらゆっくりと押していきましょう。

ツボは、反対側の親指で刺激します。

呼吸に合わせながら、指先に力を込めて押し、数秒したらゆっくりと力を抜いていきましょう。

 

画像 : OURAGE

 

画像 : OURAGE

 

指圧する場所は大まかでも大丈夫です。

自分で刺激しているうちに、ずんと痛みと気持ち良さが響く、ここだというポイントが見つかると思います。

またお灸を使うのもいいでしょう。

お灸は、近くの薬局でも販売していますし、Amazonでも手に入ります(せんねん灸.オフ伊吹170点)。

辛いときはもちろん、日々の習慣にすることで少しずつ和らいでいきます。

 

漢方

漢方薬も、生理前の辛い症状に効果的な対処法です。

漢方薬は、高いというイメージがあるかもしれませんが、多くの薬が保険適用なので、漢方薬を扱っている病院などに掛かれば、ずいぶんと安く処方してくれます。

長い期間の様々な影響が心身の症状として現れているので、すぐに症状が消えることはないかもしれません。

しかし、薬の負担も少ないですし、徐々に回復に向かっていくでしょう。

検索すれば、漢方を専門にしている病院も沢山出てきます。良心的な病院であれば食事や生活習慣の指導もしてくれるでしょう。

漢方が専門の病院は、日本東洋医学会のホームページで探すことができます。

 

食事

生理前の症状の悪化には、日頃の食事も非常に大きく影響します。

日々の食事に含まれる農薬や食品添加物、ホルモン剤など数え切れない多種多様な人工化学物質が、体内でホルモンバランスや体の循環を徐々に狂わせていきます。

食事で、月経前症候群を回復させる方法としては、まずは、こうした不自然なものを減らすことが一番の近道です。

たとえば一ヶ月なら一ヶ月、一週間なら一週間だけ、食品を全て自然食品の店で購入するようにしてみることをおすすめします。

もっとシンプルな食事法で言えば、「ベジタリアン食」もおすすめです。

最初はダイエットの一貫で軽い気持ちで始めたことだったのですが、なかなか奥深く(笑)、飽きっぽい自分がこんなに続いていることに驚いています。

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食生活を変え始めた翌月から(月経前症候群の重い症状が)パッタリと止んでしまいました。今では生理痛も全くありませんし、経血も以前よりもずっと少なく、日数も短くなりました。(月経は体の緊急デトックスなので、体内の有害物質の量が多ければ多いほど経血量も増えますし、日数も5日~1週間と長くなります。)

出典 : わたしがベジタリアンになった理由

野菜だけの日を習慣的に取り入れたり、プチ断食を行うことで生理前の症状も着実に改善されていきます。

とにかく、「減らす」ことが大事なことです。

その上で、特に精神的なうつ病や不安感に対しては「ナイアシン(ビタミンB3)」が含まれた食材がおすすめです。

カツオやマグロ、鳥のささみ、また植物性のものでは、玄米や大豆などがいいでしょう。

イソフラボンを多く含んだ大豆類は、月経前症候群(PMS)の改善に重要な栄養素です。豆乳や豆腐などを食生活に盛り込み、間食が欲しい場合はナッツ類がおすすめです。

 

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以上、無性に寂しいときや不安感の強い生理前の辛い精神症状の対処法でした。

できる範囲で少しずつでもいいので、よかったら試してみて下さい。

 

「食べない」健康法 (PHP文庫)

「食べない」健康法 / 石原 結實

 

心療内科に行く前に食事を変えなさい

心療内科に行く前に食事を変えなさい / 姫野友美

2017-03-01 | Posted in からだと自然No Comments » 

 

        

不安と不安感の違いから見る、日本社会の閉塞感や息苦しい原因とは

 
Glass Story

不安と不安感の違い

人類の根源的な感情の一つに「不安」があります。

宗教は、そもそも死の不安に対する処方箋として誕生したと言ってもいいかもしれません。だから、ある意味では不安と言うのは正常な危機管理センサーの発令と言えるでしょう。

しかし、「不安」と「不安感」というのは、微妙な違いがある、ということは認識しておくべき重要なポイントだと僕は思います。

たとえば、単純に「不安」だというときを振り返ってみると、ある程度は「理性」が働いている状態ではないでしょうか。

だから、不安に感じる必要がないということは、丁寧な「なぜ」の説明を受けると頭で納得し、安心することができます。

ところが、「不安感」というのは、動悸や発汗を伴った、頭ではなく身体、要するに生理的な反応です。

そのため、「説明」という言葉の羅列を理解しようとすること自体がストレスとなって「不安感」に拍車がかかります(男女のすれ違いも、多くがこの点に起因します)。

 

不安感とは何か

昨今、不可解な事件のニュースを目にします。しかし、ニュースは多いが、実態としては殺人事件は減っていると言います。

今と50年前を比較すると、事件数は相当減少傾向にあり、だから治安はよくなっているのだと、知識人は、事件数のデータを引用し、「マスコミが陰惨なニュースばかりを報道するから、視聴者が不安になる」と説明します。

でも、このとき、「不安感」という生理的な反応については無視されています。

だから、数値を見せられたからと言って決して根っこの部分で「安心」することはないし、場合によっては余計に不安感が深まっていきます。

要するに、現在社会のあいだで蔓延し、膨れ上がっているのは、「不安」ではなく、「不安感」のほうなのです。

昔は、1のインプットで1の不安を感じていた。ところが、今は1のインプットで10や100の不安を感じるようになった。

すると、たとえ事件の数としては5分の1になっていたとしても、不安感は増大することになります。

 

なぜ不安感が膨れ上がっているのか

では、一体なぜ不安感がこれほどこの社会を覆っているのでしょうか。

治安を例にして、二つの大きな原因について書いてみたいと思います。

 

不安感の増幅の一つ目の原因は、「答えがない」ということです。

昭和の殺人事件は、動機が「金目当て」や「ヤクザのトラブル」など、ある意味では「理解のできる」ものが多かった。

すると、明確な答えがあるため、問題となるような現場に近づかないようにする、という対処法がとれます。不安という隙間に、対処法を埋めることができるので、安心することができるのです。

ところが、現代社会は、通りすがりの誰かが、意味も分からずにナイフを向けてくる時代です。「狂気」とか「猟奇的」で片付けたくなるような、理性では「理解ができない」事件が増えました。

そのため、歩行者のわずかな挙動に、ときに無意識に反応するようになります。いつ巻き込まれるか分からないので、絶え間なく「不安感」が芽生える。

理由がわからない、答えがない、分からない、ということによって生じる「不安感」が、日々心を縛りつけ、次第に息苦しさや閉塞感に繋がっていくのです。

 

もう一つの原因が、身体的な反応です。

身体が、膨大なストレスによって過度にこわばった状態では、神経過敏になって、ちょっとしたインプットでも激しく揺れ動きます。それは、極度の緊張状態で急に驚かされると、怒り狂ったり、安堵の涙を流したり、様々な形で突発的な反応が生じるように。

現代は、「情報化社会」と言われるようになって久しい。

情報とは、すなわちストレスのことです。

パソコンの光、騒音、ケータイ、排ガス、食品添加物、SNSの人間関係、そういったものは全て身体にとっては、同じように処理しなければいけない情報になります。

そのため、幼い頃からずっと、日常的に大量の情報を浴び、過緊張状態が続きます。過緊張は、自律神経やホルモンバランスなど、精神と直結する体の機能の不安定さや過敏さを招きます。

過敏な、不安定な、縮こまった僕たちの心は、わずかな風で揺れ動き、動悸や発汗、そして「不安感」が襲ってくる。

これが現代社会の「不安感」の蔓延の原因となります。

もし、目には見えない、日本の総不安量というものを数値化できるなら、現代は、過去と比べて信じられないくらい激増しているでしょう。

 

不安感の蔓延と、引きこもり

この「不安感」の増大によって、人は一体どのような行動をとるようになるのでしょうか。

引きこもり ─── 「閉じこもる」のです。

自分の世界に閉じこもる。部屋に引きこもったり、オタクや地元志向と言った「静の閉鎖性」だけでなく、ナショナリズムや虐待など、身近な、分かりやすい「敵」をつかまえて攻撃しようとする「動の閉鎖性」も、この「不安感」が根っこにあります。

そして、「不安感」は、乱反射するビリヤードのように他者に連鎖していきます。

この社会に漂う閉塞感や個人に棲みつく不安感を緩和しようと思ったら、まずは、こういった「不安」と「不安感」の違いを認識する必要があるでしょう。

2015-03-09 | Posted in こころNo Comments »