除草剤
ラウンドアップ除草剤は安全? 危険?
Glass Story
ラウンドアップ除草剤は安全? 危険?
日本で一般的に広く流通し、農協も推奨する除草剤ラウンドアップ。
インターネットで検索しても、一般家庭でも使える安心な除草剤の文字が出てきます。
一方、もう少し違った角度から調べると、ラウンドアップ除草剤の影響について、320億円の支払いを命じるアメリカの裁判に関するAFPの記事。
また、世界中が危険性を懸念し、禁止する流れのなかで、余ったラウンドアップ除草剤が、日本に溢れかえる、という記事もあります。
ラウンドアップの裁判で訴えられたのは、モンサントであり、親会社のバイエル。
製造元ではなく、使用者や販売元の責任は今のところは問われていない様子ですが、今後は販売元も責任を問われるようになるかもしれません。
地方自治体で、市役所などが地域管理のためにラウンドアップを使用する場合もありますが、訴訟のリスクなども考慮して、使用は避けたほうがいいのではないでしょうか。
日本国内の裁判だけでなく、外国人が一時期住んでいて、帰国してから病が発覚し、訴訟を起こす、というケースも続出する(現状は製造元が対象ですが)かもしれません。
今回の屋久島での歩道へのモンサントのラウンドアップマックスロードの散布は中止とのこと。まずはよかった。ほっとしました。関わったすべての方、お疲れさまでした。今回のみの中止ではなく、今後も撒かない、屋久島以外でも鹿児島県では撒かないことを願います。もちろん、他の都道府県でも。 https://t.co/6EIoic1PUm
— INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 (@tomo_nada) 2019年6月21日
計画見直しの声を届けてくれたみなさん、ありがとう!(これは氷山の一角で、屋久島に限らず過疎化・高齢化の進む地域では、いままで草刈機で除草してきた人たちが体力的に続けられなくなり、どんどん除草剤を使い始めています。日本社会の構造的な問題であることを踏まえた方策が必要です。) https://t.co/4HDLpkmlZP
— 星川 淳 (@HoshikawaJun) 2019年6月22日
米国でラウンドアップを販売するHome DepotやLowe’sはラウンドアップの販売の際に、間違った印象を与えて、消費者にその発ガンの危険を伝えなかったとして、カリフォルニア連邦裁判所に集団訴訟されるかもしれない。
カリフォルニア州では販売の際にはラウンドアップなどグリホサート系除草剤には発ガン性の可能性があることを表示することを求めており、これらの流通業者はそれを怠ったとして、告発されている。モンサント(バイエル)だけでなく、その製品を売る側にも責任が問われる事態になっていくだろう。