からだと自然
過敏性腸症候群を治す方法と食事|会議や登校の際に決まってお腹が痛くなる
Glass Story
会議の前や登校など心理的なストレスのかかる際に、決まってお腹が痛くなる、という症状で苦しんでいる場合、それは過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。
過敏性腸症候群とは、ストレスが原因や引き金となって、便秘や下痢、腹痛のように、腸が正常に働かなくなる自律神経失調症の一種です。
この病気を治す方法について考える前に、まずは過敏性腸症候群の構造と原因を整理してみる必要があります。
腸が正常な働きを失うときの流れとして、まず、心理的なストレスを誘発する事象(会議や登校)が自身を襲います。
たとえば登校を前に不安感に襲われる。そのストレスを腸が敏感に察知し、症状に繋がる。
こうした症状や体験の繰り返し自体が更なるストレスを生み、出社するたびに、登校するたびに、ストレスが膨れ上がっていくという悪循環に陥る。
この事象が〈インプット〉で、腹部の症状が〈アウトプット〉だと考えて下さい。
通常は、この程度の〈インプット〉なら、体内を素通りすることができる。わざわざ過敏性腸症候群のような症状という形で体が〈アウトプット〉する必要はありません。
しかし、ここで〈アウトプット〉せざるをえない状況に追い込まれるということには、二つの理由があります。
一つは、この〈インプット〉の分量が物凄く多いという場合です。
過去に会議の失敗のトラウマがある。教室の閉鎖的な空間が息苦しい。嫌なクラスメイトがいるなど、同じ「出社」「登校」でも、その中身や重量は千差万別です。
ある人にとっては何でもない石ころでも、別の人にとっては過去の辛い記憶を想起させる凶器かもしれません。
もう一つは、〈インプット〉〈アウトプット〉を日々つかさどる〈身体〉が、もう容量オーバーになっている場合です。
ストレスとは、さきほど述べたような心理的なストレスだけではなく、食事に含まれる添加物や残留農薬、パソコンやスマホの光、莫大な情報量など、数々の微量の物質的なストレスも、着実に負担になっています。
このストレスの総量を考えると、ただ日常を過ごすだけでも、100年前とは到底比較できないくらいの重荷になっていることでしょう。
その結果、溢れそうなコップの水に、最後の心理的なストレスとして「出社」や「登校」が零れ落ち、症状が溢れだすのです。
周りの人間や大人が、「そんなことくらいで」と言うのも無理はありません。
そもそも事象に込められた意味や重さは千差万別ですし、今の子供と大人の生きてきた環境では、こうした物質的なストレスの総量も全く違うのですから。
こういった点を踏まえた上で、過敏性腸症候群を治す方法について考えてみたいと思います。
薬物療法では、この〈インプット〉に対して精神安定剤などを処方し、〈アウトプット〉に対しては腸の痙攣をとめるような薬を処方すると思います。
しかし、これでは、結局は一時的に体や心の悲鳴をごまかして鞭をうつだけで、いずれは限界が訪れてしまうのではないでしょうか。
だから、もう少し根本の部分を治す方向に考え方をシフトしてみる必要があると僕は思います。
そこで、この〈インプット〉の増大については、もし休めるようなら、まずは思い切ってしばらく休むこと。
あるいは、この〈インプット〉を引き起こす事象や対象と、なるべく距離を置く。
次に、容量オーバーになっている体については、こうした物質的ストレスを取り除いていくことが欠かせません。
ただ、一つ一つを追いかけると、それ自体が今や一苦労の時代なので、ひとまず食事を変えること。自然食品の店などで売っている野菜を買い、数日のあいだでも、定期的にでも、ベジタリアン食(個人的には薄い塩味の野菜スープをおすすめします)を習慣にしてみて下さい。
またスマホの使用を控えたり、軽い運動、瞑想や深呼吸を心がけましょう。
このようなストレス性の症状(この場合は〈アウトプット〉が腸ですが、これは人によって色んな場所から出ます)は、突然なにもかもが完治する、というケースは少ないかもしれません。
しかし、こうして自分で動き出すことができれば、着実に変化が見られると思うので、ぜひ試してみて下さい。
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