こころ
「コミュ障」の原因 − LINEやTwitterなどネット上でのコミュニケーションの難しさ

Glass Story
ネット上の「コミュ障」の原因
LINEやTwitterなど、SNSを中心に、ネット上のコミュニケーションというのは非常に難しく、すれ違いも頻発する。
距離が異様に近く、礼儀がないと思うこともあれば、逆に、絵文字や顔文字がないと「怒っているんじゃないか」と不安になったりよそよそしく冷たい、といった印象を抱く。
そのため、目に見えない不信や不満がつのり、喧嘩になったり不穏な関係に繋がっていく。
あるいは、恋人や友人のような距離感が近いもの同士の場合、依存関係のような状態に陥ることもある。
そういった「コミュ障」の原因について、ここでは、個々人のコミュニケーション能力や心理的な問題ではなく、インターネットというコミュニケーション媒体の側の問題に重点を置いて考えてみたいと思う。
原因1、「書く」か、「喋る」か。
なぜLINEのメッセージやTwitterのつぶやきの言葉遣いがこんなに乱れているのだろう、と思うときがある。
雑だし、放り投げるような適当な言葉遣いで、ときにムッとくる。
それでも、なるべく僕は、丁寧に返信を書こうとする。
そう、ここがポイントで、僕は「書く」のである。この部分に、コミュニケーションのすれ違いやコミュ障の原因が潜んでいるのだ。
インターネット空間には、ある種の自由さがある。
この自由さによって、その空間での言葉を、「書く=文字」の延長としてとらえるか、それとも「喋る=声」の延長ととらえるかということに、各々の違いや幅が生じる。
だから、「文字」であると考える人間は、句読点や文体などを考慮する。一方で、「声」だと考える人間は、フランクな雰囲気で、記号や絵文字に抑揚や表情をたくす。
そして、このネット上の「言葉」に関する双方の捉え方にずれがあると、「堅苦しい」「冷たい」と思ったり、反対に「軽い」「馴れ馴れしい」と感じるのである。
原因2、公共空間か、部屋か。
さて、この「文字」と「声」の違いを縦軸とすると、もう一つ、大事な横軸が存在する。
それは、「パブリック=公共」か「プライベート=部屋」か、という認識の違いである。
たとえば、インターネット空間を、「公共」の場の延長だと考えた場合、SNSで自らの隠すべき内面を吐露したり自撮りを公開するのは、「はしたない」「危険だ」と思うかもしれない。
しかし、一方、「部屋」の延長だと考えると、それはとても自然な振る舞いだと言える。
要するに、ネット空間をどういった場所だととらえているかという、コミュニケーションの前提の幅広さが、相手との距離感や言葉遣いにおける難しさの要因となっているのである。
Twitterでお気に入りだった人が、ずっと「部屋」で「声」を聞いていたのに、突然、真面目に政治のことを語りだす。
そのことで興ざめするのは、共通だった前提を翻して、「公共」の場の「文字」に変わったからである。
逆もまた然り。
政治家が、「公共」の場の「文字」で、「皆さん」と呼びかけたり丁寧な言葉で告知や意見の表明をしていたのに、急に「部屋」で「声」を発したら、どこか違和感を覚えるだろう。
コミュニケーションの障害
厄介なのは、こうした区分けについて、現実の空間のような物理的な境界線がない、ということである。
只でさえ、日本語は複雑で、敬語や人称代名詞(「僕は」「私は」「俺は」「先生は」)の問題があるのに、ネット上はさらに空間の混乱も生じる。
つまり、”コミュ障”、すなわちコミュニケーションの「障害」の一端は、インターネットというコミュニケーション媒体の側にあるのだ。
このことを了解しておくだけでも、SNSやメッセージ上の相手の冷たい態度や軽薄さに、ほんの少し、理解を示せるのではないだろうか。
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