ホン、モノ
ミシマ社雑誌『ちゃぶ台』 地方移住や田舎暮らし、農業や就活の現状などの参考に

Glass Story
ミシマ社の『ちゃぶ台』
発売を待ち望んでいたミシマ社の新しい雑誌『ちゃぶ台』を読んだので、ざっくりとした内容と感想を書きたいと思います。
まず、この雑誌は全体を通して地方移住や田舎暮らしがテーマになっています。
バラエティに富んだ多くの著名な書き手が、これからの農業や地方の現状、自治の展望、また「今までにない就活」について、意見や体験談を発信しています。
手作り感と高品質の混ざり合った優しい装丁で、中身はカタログ的な雑誌と違って、写真よりも文章が中心になっており、その文章も、読みやすさと深さが絶妙なバランスになっています。
思想的でもあり、政治的でもあり、ビジネスの側面もあり、だけど肩肘の張っていない文学のような雰囲気もあるような、こういう種類の雑誌は今まで読んだことがなく、とても新鮮でした。
地方移住や田舎暮らし、これからの農業というものについて、文字どおり“ちゃぶ台”を囲んで深く語り合っているような雑誌(実際にミシマ社ではちゃぶ台をかこんで企画について話し合うそうです)。
今の地方移住の特徴
書き手の一人である内田樹さんは、かつての地方移住の流れは男性が中心という特徴があったが、今は女性が引っ張っていっている、と言います。
イデオロギー的な動機ではなく、もっと生理的な反応として地方に向かう傾向にある、と。
まず頭で考えて、理屈が先にあって、身体がついてゆくというのではなく、身体や感覚が先行して、まず「ここにはいたくない」という気持ちに駆り立てられて、都市を離れてゆく。
そういう流れは70年代にはなかったものです。これは大きな転換だと思います。
原発事故後、汚染を理由に移住を決断した人たちの多くは、女性や子を持つ親でした。
男が「ベクレル」や「シーベルト」、専門家や政治家の「安全」という言葉にためらいがちに頷いているとき、勢いよく腰を上げたのは、主に女性だった。
確かに、書店の女性誌のコーナーを見ていても、既存の価値観にとらわれず「変化」に柔軟に動き出しているのは女性であるという印象を、僕は受けます。
女性たちは、これまでの延長線上にある輝く「キャリアウーマン」的な社会進出ではなく、むしろ新しい社会の創造、新しい生き方に向けて歩みだしているのかもしれません。
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