政治と経済
生活保護の現物支給の問題点|アレルギーや化学物質過敏症
Glass Story
年々、生活保護費が膨れ上がっていることが問題となっています。
また、不正受給や、手にした金額をパチンコや競馬のようなギャンブルに使うといった問題から、生活保護は現物支給にするべきだという声が自民党などから挙がっています。
現物支給というのが、どういった形を想像しているのかは分かりません。
ただ、もし食事なら決まった食事を一律に提供するといった形を言うのなら、そこには幾つかの問題点が存在すると僕は思います。
その問題点の一つとして、例えば政治家や官僚の方々は、果たして食物アレルギーや化学物質過敏症に対する理解があるのでしょうか。
アレルギーは、単純に成長とともに減っていくだけでなく、昨年まで平気だったものが突如としてアレルギーになることもあり、アレルギーだらけ、ということもある。
昨今は、アナフィラキシーのような即時型だけでなく、時間が経ってから生じる遅延型アレルギーも増えています。
あるいは、化学物質過敏症も、重度の場合には有機野菜でも症状に苦しみ、完全に無農薬・無肥料の自然栽培の野菜でないと体が受け付けないというケースもあります。
そういったことを「我がまま」だと決めつける風潮が、この国(特にアレルギーが身近ではなかった昔の人々)には、まだまだ根強く残っているのではないでしょうか。
それにも関わらず、乱暴に現物支給に進んでいくことに不安を覚える患者さんも多いでしょう。
もう一つだけ書き加えさせてもらうと、推定で100万人近く存在すると言われる化学物質過敏症の患者さん。
彼らが、「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ためには、金銭的援助のような福祉政策だけでなく、抜本的な対策として、この溢れ返った「化学物質」自体の規制強化に取り組むべきでしょう。
しかし、規制強化どころか、TPPで「遺伝子組み換え作物」の表示の必要性など緩和の方向にさえ向かおうとしている。
1、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2、国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
正直、その方向性自体、僕は、「憲法違反」だと思っています。
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