からだと自然
春先の夜の、不安感や焦りをともなう動悸の緩和に効くツボと呼吸法
Glass Story
春先というのは昔から身心が不安定になる季節と言われてきました。
また、昼のように喧騒で散らすことのできない物静かな夜には、不安定にさせる精神的な要因とマトモに向き合うことになる。
そのため、春先の夜にはしばしば急な不安感や焦りの衝動に襲われることもある。
そして、そういうときは、身体症状として動悸や息苦しさをともなうことも多い。
はたして動悸の原因として不安感や焦りがあるのか、あるいは、不安感や焦りの原因として動悸があるのか。
これはどちらと言い切ることもできません。心と身体は同じもの(東洋の世界では「身心一如」と言う)、互いに作用し合っているのですから。
さて、そのような症状のときの緩和ケアとして、次のような一人でできる整体的な対処法を紹介したいと思います。
座りながらでもできる、簡単な方法です。
優しく猫の赤ちゃんを抱きかかえるように腕を組み、胸の真ん中辺りで両方の手首を重ねる。
このとき、それぞれの空間に空気の通り道のように隙間を空ける。これだけ、以上です。
画像 : https://twitter.com/migamama_bot/
胸騒ぎ、という言葉もあるように、ストレスが溜まっていると、壇中と呼ばれる胸の真ん中のツボが、締めつけられるように固くなってくる。
不安感や焦りをともなう動悸というのは、整体的な視点から見ると、その固まったポイントが緩んでいく過程で生じるといいます。
そのため、その緩もうとする身体の反応を(抑えるのではなく)手助けすることで、症状を緩和することができるのです。
症状が辛いときに、この姿勢をすると、身体がリラックスするのが実感できると思います。肩の荷がふっと降り、深く呼吸ができる。
また、図に書かれた〈胸部反応点〉という肩先の下の腕の辺りが涼しくなってくる。
頭部に溜まっていた気が降りてきて、その辺りから発散される、これもリラックスの身体からの合図です。
夜、この胸の緊張を緩和させようと、つい発作的に過食や早食いに走る。
無意識のうちに「呑み込む」ことで胸の緊張を取ろうとしているのでしょう。
食事のあと、胸を撫で下ろしたようにホッとしているはず。
ただ、それでは結局はべつの形で身体に負担を背負わせていることになるので、ぜひ、この手首を重ねる姿勢を試してみて下さい。自分に優しく。



