自然なものと不自然なもの|自然療法はトンデモ、という声 | コップのお話

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自然なものと不自然なもの|自然療法はトンデモ、という声

     
Glass Story

自然療法はトンデモだ、という声がある。

自然療法と一口で言っても幅が広くて範囲は曖昧だが、たとえば自然食をとったり少食を心がけること。

あるいは東洋医学や、お婆ちゃんの知恵袋のようなものを自然療法と言うのであれば、別に自然療法はトンデモでも何でもない。

むしろ、食生活から空気、生活のリズムまで、不自然なものがトンデモなく溢れているのが現代だ。

僕たちは赤ん坊のとき、もっと言うと胎児のときから、そうした不自然さを浴び続けている。

トンデモない世界を生きている。

その結果、現代の数多くの病気や不調が増えているのだから、それをなるべく自然のものに戻していけば、そもそも身体も自然のものなので回復に向かっていくのは、きわめて自然なことだろう。
 

科学や、現在の医学というのは、あくまでも西洋由来の仮説に過ぎない。

分類したり数値化することで「自然」を把握、操作できるという、人間中心主義に基づいた仮説だ。

その仮説が絶対の真実であるという前提に立って「お婆ちゃんの知恵袋」を根拠づけようとするから、トンデモだ、という話になる。
 

しかし、自然界の側に信を置いて考えてみれば、「医学」の側こそトンデモだと言うこともできる。

科学や医学を否定することは、現代社会ではすっかりタブーになっている。

一方で、昔から日本人が大切にしてきた自然観に由来した方法は、十把一絡げに「トンデモ」だと言われる。

それはないだろう、と僕は思う。
 

確かに、こうした自然の力を「奇跡の療法」や「ゴッドハンド」と称して独り占めしたり、法外な価格で売りつけることは「トンデモ」と言えるかもしれない。

ただ、科学という思考を、まるで絶対の真実のように崇めることもまた(少なくとも自然界にとっては)トンデモであることは、決して忘れてはいけない。

そして、そもそもの話、僕たちは「自然」なのだ、ということも。
 

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2016-03-03 | Posted in からだと自然