電磁波
暴走事故と電気自動車の電磁波
Glass Story
暴走事故と電気自動車の電磁波
近年、よく暴走事故による痛ましい被害が目立つようになりました。
高齢者によるハンドル操作ミスや病気を抱えながらの運転も、原因の一つに挙げられるでしょう。
また、個人的には、電気自動車の普及と、電気自動車の電磁波が運転手の判断する力に与える影響というのは無視できないと思います。
電磁波の問題というのは以前から言われています。
その辺りは、『携帯電話 隠された真実 ― 米国屈指の医学者が警告する、携帯電話の人体影響』が、とても詳細に載っています。
重要なのは、人間は機械ではないので、「人工的な電磁波が人間の身体に全く影響がない」ということはありえないこと。
過剰に危機感を煽るつもりはありません。
でも、電磁波で、短期的に、あるいは自律神経への影響は数値化できないからと言って、「まったく影響がない」と言うのは乱暴だと思います。
また、先ほどの本を読んでもそうですし、著名な科学者の福岡伸一さんもおっしゃっていますが、「電磁波の悪影響」を語ることは、あらゆる電化製品を含め世界を敵に回すことなので、わざわざ調査するひとはほとんどいません。
だから、もっと単純に考えて、これだけ電磁波にかこまれて、一切の影響がない、ということは普通ありえないだろう、というアバウトな危機意識で十分です。
昔、作家の有吉佐和子さんが『複合汚染』という本を出版しました。
これは農薬の危険性を指摘する本ですが、ざっくりと説明すれば、農薬に食品添加物、目に見えないものも含め、人工的な化学物質がどんどん増えている。
ひとつひとつは短期的な影響が少なかったとしても、何十種類、何百種類と日々食べ、飲み、吸い続けたら、体に影響がないはずがなく、でも、その複合的な影響についてわかっている科学者は世界に誰もいない、という警告です。
電磁波も、今なら入るでしょう。
「農薬などが原因で健康を損なう化学物質過敏症は病気として認められているのに、携帯電話や電子機器が原因の電磁波過敏症については、日本では病気として認められていません。すでにスウェーデンなどの北欧の国では正式に病気と認定され、アメリカやイギリス、フランスなどでも子どもや妊婦に対し携帯の使用制限をしています。医療先進国であるはずの日本は、この分野に関しては実に遅れているんです」
そうため息をもらすのは、北里大学名誉教授で、そよ風クリニック(東京都杉並区)院長の宮田幹夫先生。化学物質過敏症や電磁波過敏症を専門とする数少ない医師だ。
こういうことを言ってくれるお医者さんは貴重です。敵が増えるので、触れないのが一番ですから。
車の電磁波によって、誰もが突如異常行動を起こす、ということはないでしょう。
よほどの強い電磁波を当てられないかぎり、わかりやすく思考に影響はないと思います。
でも、パニックなどを起こしやすくなる、ということは言えるでしょう。パニックとは自律神経の問題で、ストレスによって不安定になりやすくなります。
動悸による不安感など、ちょっとしたことでドキドキして不安になって焦る。
高齢者もそうですし、若者でも疲れがたまっているときは、自律神経が乱れやすくなって正常な認知ができなくなる。
ぐっと不安になってなにをどうすればいいか分からなくなったり、頭が痛くてカッとキレやすくなったり。
感情面に影響を与える場合は、主にこの二つです。
ドキドキと不安感、頭痛とキレる。
こういうことは(こういうひとも)、じわりじわりと増えていると思います。
一言で言えば、人間の身体がもうすり減ってしまっているということです。
かつて勝海舟が、文明化すると神経過敏が増えるといったようなことを言っていましたが、今は神経を削るもので満ち溢れています。
さて、話を車に戻しますが、甚大な事故にプリウスが多い、ということがネット上で話題になっていました。
真偽のほどはわかりませんが、電気自動車の電磁波の影響は少なからず「ある」と思います。
こういうキャッチーなタイトルの記事があります。以下、重要な点を引用したいと思います。
自動車は、ガソリン車であっても実は免疫力低下、眠気、注意力低下など、電磁波の悪影響が集中している“走る密室”である。ハイブリッド車や電気自動車となると、その電磁波は当然ガソリン車を上回る。
自動車に乗り込むのは、“金属でできた押し入れ”にもぐり込むようなものである。ただでさえ電磁波被ばく量が多くなる閉塞空間という特殊な環境である。
そしてカーナビ、エアコン、ステレオといった付加的な電装品からの電磁波もさることながら、今日の自動車の多くはほとんどコンピュータ制御である。そもそも床下の高出力のエンジン、モーター、バッテリーからの強烈な電磁波、磁界および外部から伝播する高周波電磁波がコンスタントに存在する。
密閉した金属の箱 である自動車の車内では、電磁波、特に高周波電磁波が乱反射して増幅するため、自動車は“走る電子レンジ”とも言える。
(中略)
プリウスであれ、レクサスであれ、ポルシェであれ、見た目の快適さとは裏腹にどれも電磁波的には“静かなる処刑台” である。電磁波的対策を何ら施していない車に日常的に乗るのは、高圧送電線の下に暮らしているようなものである。
電磁波は目に見えず、ふつうのひとにはほとんど知覚できないものである。自分がこうむっている 不可逆的な健康被害 に対策を講じるのは冷静にその危険を知ったときである。気づいた時からでも遅くはない。
(中略)
自動車にしても、スマホにしても、電磁波の危険性 については、日本のマスコミだけが先進諸国の中で異様なほどに沈黙している。とりわけ“自動車の電磁波の危険性”という問題は、自動車産業が国家をけん引しているこの日本では、新聞、テレビが決して触れてはならない最大級のタブー かもしれない。
自動車メーカーがどれも日本のメディアにおける 最大級のスポンサー であることは言うまでもなかろう。
今後、「複合汚染」がどんどん進み、その一つとなる電気自動車の普及によって、高齢者だけでなく全年齢で異常な事故は増えていく可能性は高いと私は思います。
そういう「視点」は絶対に必要です。
対策の一つは、高齢者の免許を強引に取り上げることではないと思います。
それは結局対症療法に過ぎないので、一つだけ言うとすれば、せめて都心部だけでも自動車社会から脱却するということでしょう。
自転車と、公共交通機関の促進。
たとえば、北欧のノルウェーでは、「ノルウェーからクルマが消える?エコcity「オスロ」の自転車カフェへ」といった取り組みも進んでいます。
妊婦さんとスマホ(携帯電話)
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妊婦さんとスマホ(携帯電話)
少し前までは、女性や妊婦さんはパソコン作業の際に電磁波カット用のエプロンをつけていた、という話を聞きました。
そのひとの職場に限ったことかもしれませんが、確かに、電磁波の胎児や身体への影響がどれほどのものかは現時点では判明していません。
でも、それは安全というわけではなく、どこにどれくらいの影響があるかを立証することが難しい、というだけの話にすぎません。
またスポンサー企業の影響もあり、電磁波の危険性に対する問題提起自体、テレビで取り上げられることもありません。
しかし、電磁波が胎児に影響を及ぼす可能性が否定できない以上、妊婦さんは(妊婦さんに限らずほんとうは多くのひとが)できるかぎりの対策はとっておいたほうがよいでしょう。
とは言え、現代社会は日常に電磁波を出す日用品で溢れています。
スマホ(携帯電話)やパソコンもその一つです。
最近では徐々にスマホの電磁波の影響も諸外国で問題視され、注意書きにも(まだまだ認知度は高くありませんが)一定距離を取って使用しましょう、という旨が記されるようになりました。
携帯電話を使う際は、イアフォンを使うなどして頭から離すようにしましょう。
電磁波は距離が重要なので、電磁波の強い電化製品からは距離を置く、というのが重要です。
また、簡単に電磁波の影響を測る方法として、古いAMラジオを近づける、という手法もおすすめです。
簡単に電磁波を測る方法 − AMラジオ
強いものはなるべく距離を置いたり、必要なければ生活から捨てるのも一つだと思います。
またなるべくアナログのアイテムを揃えるようにするのもよいでしょう。
即座に大きな影響を与えるとは思いませんが、電磁波以外にも食事には多くの添加物や農薬、化学肥料なども使用されています。
こうした問題については以前作家の有吉佐和子さんが『複合汚染』で問題提起しています。
有吉佐和子『複合汚染』作家自作を語る
電磁波対策〜寝るときにスマホ、携帯の電源オフにしたほうがいい理由〜
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睡眠に影響、スマホとブルーライト
夜寝るときに、つい手持ち無沙汰のベッドで、SNSやLINEのやりとり、ニュースのチェックなど、スマホ(携帯)を夜遅くまで使ってしまっている、ということはないでしょうか。
スマホの画面の光から発せられるブルーライトは、目に悪影響を与えるだけでなく、自律神経や体内時計を狂わせ、睡眠の質を悪化させます。
心身を回復させ、リセットするための「睡眠」は健康の基本。この睡眠の質の悪化は、精神疾患だけでなく、様々な身体的症状に繋がっていきます。
ブルーライトを長時間浴びていると、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌されにくくなります。そのため体内時計が狂ってしまいます。体内時計が狂うと、睡眠障害、うつ病、肥満、ガンになりやすいことが分かってきています。現段階では、これらの疾患に直接結びつくと断言できるだけの医学的根拠はありませんが、少なくともブルーライトの浴びすぎが、疾患のリスクを高めることは分かっています。
ブルーライトは、スマホ以外にもLED照明にも多く含まれます。LED照明を使っていると頭痛がするというのも他の光と比較して刺激が強いからなのでしょう(白熱電球がもっとも低刺激です)。
睡眠の質を考えると、夜、寝る前の二、三時間ほどは、部屋の電気を切る、あるいは白熱電球の間接照明など体と心に刺激の少ない時間を過ごし、なるべくスマホや携帯は使用しないようにしましょう。
電磁波の負担、寝るときにスマホの電源オフにしたほうがいい理由
また、スマホは使用しないだけでなく、睡眠の質を考えた場合、少なくとも寝るときにはスマホの電源そのものをオフにしたほうがよいでしょう。
スマホ(あらゆる電化製品)からは、電磁波が常に発生しています。
電磁波は、健康に「直ちに影響はない」と言われるものの、長期的に見たときの様々な悪影響の可能性が指摘されています。
ハーバード大学でも教える著名な科学者デヴラ・デイヴィスは、著書『携帯電話 隠された真実―米国屈指の医学者が警告する、携帯電話の人体影響』で、電磁波というものの成り立ちや、過去に取り沙汰されてきた悪影響(癌や脳疾患のリスク、夢精子症や不妊に対する影響など)に関する指摘などを解説しています。
また、アメリカの研究所でも、電磁波の影響について「ガン」のリスクを高める、という発表が行われました。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究チームが携帯電話から発せられる電磁波を1週間にわたって1日9時間放射し続けたところ、携帯電話から発せられる電磁波がガン発症のリスクを高めることをつきとめた。特に心臓や、記憶や情報伝達をつかさどる神経細胞「ニューロン」を支えるグリア細胞に悪性の腫瘍ができやすいことがマウス実験から分かったのである。NIHは1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究の重要な拠点であり、政府としても信頼を置いている機関だ。
この発表を読み、「9時間放射」と聞くと、「9時間も使用しない」と思うかもしれません。
しかし、スマホは電源がついているかぎり持っているだけでも電磁波を発しつづけます(生殖器への影響が問題視される理由は、ポケットに入れておくことが多いからです)。
また、現代社会は、人それぞれに多少の違いはあれど、膨大な量の電磁波を四六時中浴びながら生活しています。
各国では、徐々に電磁波の規制など意識の変革も起こっています。
WHOの勧奨を受けてフランスやドイツ、スイス、インド、イスラエルなど少なくとも8カ国は電磁波を浴びる量を減らすためのガイドラインを発表した。ベルギーとフランス、イスラエルは子供向けの携帯電話の販売を禁止しているほか、子供をターゲットにした携帯電話の宣伝を禁止している国もある。
電磁波と言われても、目には見えないので実感が湧きづらいかもしれません。
そこで実験として、もし近くにAMラジオがあるようなら、スイッチをつけてスマホやパソコンなど電化製品に近づけてみましょう。発せられる電磁波によってラジオの音声が大きく乱れることが分かります(参照 :「電磁波を調べる方法」)
もし、寝るとき、電源をつけたままスマホを枕元に置いているのであれば、こうした眠っているあいだも電磁波をずっと浴びつづけることになります。
充電中は特に電磁波が強くなり、睡眠中も神経を刺激し続けることにもなります。
なるべく寝るときはスマホの電源をオフにし、せめて睡眠中だけでも体をリラックスさせてあげましょう。
また可能であれば、同じ理由から、他の電化製品もなるべく電源オフにしたりコンセントを抜くことをおすすめします。
それだけでも睡眠の質の改善に繋がっていくでしょう。