体験記
頑張らないシンプル勉強法|ひきこもり、不登校からの大学受験、大学進学体験談 Ⅰ
Glass Story
ここでは、ひきこもり、不登校からの大学受験と大学進学を決めたときの体験談と、そのときに行ったシンプルな勉強法を紹介したいと思います。
大学受験を決意したきっかけ
僕は、中学二年の夏休み明け頃から学校を休みがちで保健室登校が続き、三年生の夏以降はほとんど不登校と言ってもいい状態になりました。
高校も、一年生の数日だけ通ってすぐに辞めました。
その後、学校の勧めもあって系列の通信制の高校に所属したので高校卒業の資格だけは貰えることになりました。
当時、大学受験、大学進学という選択は全く皆無、脳裏をかすめることすらありませんでした。
病院に通っていて薬もたくさん服用していたし、カウンセリングに通っても言葉が出ません。もう何年も、部屋でゲームをしたりケータイをいじったりテレビを見ている、ひきこもりのような日々だったから、到底間に合わないし不可能なことだと思っていました。
たとえ万が一合格して大学進学が叶ったとしても、今さら社会生活に馴染めるとも思えませんでした。
転機が訪れたのは、通信制三年を迎える春と、そして三年の夏でした。
春先のこと、突然担任(通信制にも担任は存在します)の教師が、「卒業後、どうする?」と尋ねてきました。そして、「大学進学の選択もあるよ」と言って、推薦してくれる大学の一覧を見せてくれました。
僕は、考えたくない未来の具体的な形を突きつけられて、激しい動揺と不安に駆られました。僕は曖昧で後ろ向きな返事をしました。
ただ、そういう道があるんだと、そのとき確かに「大学進学」という言葉が刻み込まれたのでした。
また、すでに大学に進学し上京していた幼馴染みが、夏休みに帰郷した際に、自分の大学生活の様子を話すと同時に猛烈な説得をしてきました。
お前は、このまま終わっていいのか。大学の授業は自由だよ、途中で息苦しくなったら教室を勝手に抜け出しても大丈夫。だからさ、大学受験、頑張ってみろよ、と。
その言葉と熱意は、僕の心を、ほんの少しだけ「やってみようかな」という気にさせました。
そして、いったん進学や生活のことは考えない。大学受験も、重苦しく考えることはやめる。「参加することに意義がある」と思って勉強だけでもしてみようかなと思ったのでした。
さっそく夏の終わりに通信制学校の校舎で受けた模試は、偏差値39でした。
しかし、その後、1月のセンター試験では偏差値60、無事志望していた大学の一つに合格することができました。
このときの受験の体験を踏まえた僕なりのシンプルな勉強法を、以下に記していきたいと思います。
頑張らない勉強法
まずは日数が「半年」と限られていたので教科を絞ることにしました。
私立、三教科で、自分の得意そうな(「得意」ではなく、「得意そうな」で構いません)ものは何かと考えました。
〈国語〉 : ハリーポッターが好きでよく読んでいたので国語は大丈夫だろう。
〈英語〉 : 中学時代に一番得意だったし、近所のおじさんが数人の小さな英語塾を開いているので教わろう。
〈政経〉 : テレビの政治討論番組を観ていたので抵抗は薄いだろう。
このように非力でもいいので自分の「武器」を絞っていったのでした。
次に、「勉強時間」に関する二つの決め事を立てました。
一つ目は、勉強時間を教科ごとに一ヶ月ずつ絞って割り当てること。8月は政経、9月は英語、10月は国語といったように。
こうすれば目に見える形で変化が現れるので「変化ができる」と着実に自信に繋がっていくのです。
もう一つは、一日の勉強時間です。勉強するのは主に午前中だけ、と決めました。
自分の心の癖は把握していたので、「頑張らない」ことを大切にして「燃え尽き防止」を心がけようと思ったのです。
人生は大学受験以降も淡々と続いていくでしょうし、また適度な休息や生活リズムを大切にすることは、筋トレと同様、脳の回復にとっても欠かせないものだろうと考えたのでした。
以上が、僕が不登校、ひきこもりから大学受験という長く不安な道に出る前に作った大まかな見取り図でした。
続いて、実際の勉強法について簡単に書いてみたいと思います。
→ 頑張らないシンプル勉強法|ひきこもり、不登校からの大学受験、大学進学体験談 Ⅱ
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